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苅部太郎さん写真集&個展のお知らせ

book / 2019.11.21

とても美しいそして儚い写真集が届きました。
苅部太郎さん『Saori』です。
そして、苅部さんには来月12月14日土曜よりLIBRIS KOBACOにて個展をして頂けることになっております。

まずは写真集の『Saori』のご紹介から。
印刷以外はすべて手作業で制作された自費出版、限定50部の美しい写真集です。

『Saori』と主人公である中島さんの写真と彼の日記で綴られています。その恋物語はとてつもない違和感なんだけれど、美しい写真と混ざり合って、心の奥から切なさと寂しさが込み上げてくる写真集です。

ただ彼自身は本当に心から『Saori』を愛おしんでいる。『Saori』がラブドールだから成り立つという愛の形。
このなんとも言い難い感覚を写真集を手にとって私と一緒に感じて頂けたらなぁと思っています。

なお、11月20日(水)~12月1日(金)まで吉祥寺・OLD/NEW SELECTBOOKSHOP 百年で同名写真展も開催中です。
お近くの方はぜひ!
私も行きたい!お近くの方が羨ましいです。

そして。
苅部さんは12月14日よりLIBRIS KOBACOにて「Regarding the Shadows of Others」を開催して頂けます。

ロヒンギャ難民の人々をポラロイドで撮影しウェブで公開。SNSで「シェア」してもらうことで行方不明の家族を探し当てるプロジェクトの「Letters to You」や、テレビの画面に生まれるグリッチを撮影した象徴的な作品の「INCIDENTS」
そして新作の作品など。
見応えのある写真作品を展示頂ける個展となります。
詳しくは↓

展示情報

苅部太郎写真展
「Regarding the Shadows of Others」

2019年12月14日(土) 〜 2020年1月31日(金)
入場無料
会場 LIBRIS KOBACO
時間 13:00~18:00
休廊日 火曜水曜、年末年始

オープニングレセプション(予定)
12月14日(土) 19:00〜
詳細は後日お知らせ致します。

苅部太郎|Taro Karibe
1988年愛知県生まれ、東京拠点。南山大学人文学部心理人間学科卒業。在学中に英国留学・南アフリカ共和国で国際NGOの感染症コントロール計画で研修。卒業後、金融機関に勤務した後に写真家として独立した。具体的で特定の社会的現実に基づき「自他の境界の揺らぎ」「時間的・空間的に離れた他者への共感」を媒介する写真作品制作を展開している。作品はThe New York TimesやWIREDなど国内外のさまざま媒体に特集され、PDN Photo Annual賞(米, 2017)を受賞、第18回写真「1_Wall」(日本, 2018)入選。主な展覧会にHead on Photofestival(豪 シドニー)や屋久島国際写真祭があるほか、IMAメディアプロジェクト/Panasonicが選出する新進写真作家6名の内の一人として「Lumix/meets beyond2020 Japanese Photographers #6」に参加。同展は2018年にアムステルダム・パリ・東京を巡回した。
https://www.tarokaribe.com/

ぜひLIBRIS KOBACOの個展もお楽しみになさってください。

今週も本日から翌週月曜まで。
13時から18時までみなさまをお待ちしております。

苅部太郎『Saori』
写真/コンセプト/デザイン/製本: 苅部太郎
​テキスト:中島千滋
解説:都築響一
発行元:自費出版
部数:限定50部
価格:7,700円(税込)
サイン済、エディションナンバー記載

本と写真
LIBRIS KOBACO
フォトギャラリーと本屋を互い違いにオープン
福岡市中央区大手門3-2-26 ♯401
☎︎090(8395)6010
openday mon.thu.fri.sat.sun
close tue.wed
13:00-18:00