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写真

book / 2021.03.12

写真にはアートという表現だけではなく『ありのままそのままを記録する』という本質があります。

家族の思い出。育った町の記憶。
ありのままの現実。目を背けたくなる出来事。

LIBRIS KOBACOはアート作品の写真集だけではなく、私が応援をさせて欲しいと願うプロジェクトの本も置いています。

写真家の豊田有希さんが中心となって進める「令和2年7月豪雨REBORNプロジェクト」もその1つです。

同プロジェクトは、令和2年7月に熊本を襲った豪雨で水損被害を受けた、八代市坂本町の古い写真ネガをクリーニングしてデジタル化・保存するとともに、再プリントして公開することで、坂本という土地の記憶を多くの人と共有する試みです。

豊田有希さんは熊本市出身、山間地の半数に水俣病があるという記事を見たことをきっかけに、水俣市に移住し、農作業の手伝いなどをしながら写真を撮り続けていらっしゃいます。
時代の波に翻弄されながらも昔ながらの暮らしをいまも変わりなく淡々と続けている集落の姿を写している作品を「あめつちのことづて」シリーズとして発表されている写真家さんです。

豊田さんを最初に知ったのはうらんたん文庫さん。
@urantan55
いつもうらんたんのお二人には素晴らしい考え方やこうありたいと思える生き方を教えて頂いています。

忘れてはいけないたくさんの出来事。

私が忘れずに生きて行きたいと願う気持ちを少しだけ伝えていけるギャラリーと本屋でありたいと思います。

本日も13時から18時までみなさまを本屋バージョンでお待ちしております!

本と写真 リブリスコバコ
LIBRIS KOBACO
フォトギャラリー& 写真集の本屋
福岡市中央区大手門3-2-26 ♯401
☎︎090(8395)6010
openday thu.fri.sat.sun
close mon.tue.wed
13:00-18:00